6回目:珈琲の「美味い不味い」の判断基準は何なのか?①
妻
「じゃあ、どこでなら本当に美味しい珈琲が飲めるの?」
夫
「それが、結構難しい…例えば、いかにも本格的な珈琲店とかに入っても、不味い珈琲が出ることなんてザラにある。」
「最近は「スペシャリティ珈琲」つって、豆の品質と管理にこだわった自家焙煎のお店が増えてるから、ソコを調べて行くのが良いかも」
妻
「何回か一緒に行ったね。私はいまいちピンとこなかったけど。」
夫
「その手の店は豆の個性を出すため、浅煎りの豆しか扱ってないからな…」
「初めて飲む人は期待して行くと、肩透かしを食うかも。苦味も少ないし。」
妻
「確かに本格的な珈琲は、めっぽう苦そうな気がする」
夫
「個人的には、浅煎りの方が本格的な気がしてる。だって、焙煎が進むほど豆の良し悪しがなくなるし。」
妻
「どゆこと?」
夫
「苦い珈琲ってことは、深煎りの豆だ。長い時間、真っ黒になるまで焙煎するんだけど、これって より炭に近づいてると思わないか?」
「炭になってしまえば、良い豆も悪い豆も たぶん横並びじゃん?実際、深煎りの珈琲が流行ってた頃は、豆そのものの品質とか気にしなかったみたい。」
妻
「ホントかなぁ…」
夫
「まあ、あくまで素人の推測よ。深煎りなりの 焙煎とか管理で苦労があるかもしれないしな。」